セブン。 [芸能人]
この前、合コンで知り合ったヒロさんと珍しく電話してたんですが、その中で
「俺、ブラッドピットが好きなんよ。携帯もブラッドピットが宣伝してるやつに替えたしね」
「ブラッドピットっていったら、あれめちくちゃ面白いじゃないですかセブン」
「どんなんやったけ全く覚えてないんやけど」
まいんはセブンがどんだけ面白かったかという事をそれはもう熱弁しましたが、しかしよくよく考えてみると、本当にセブンって面白かったな。。。と思ったのです
最近新しい映画を観る気力もないので、実はこの映画もあんまり人に教えたくない映画なのですが、セブンについて記事にしちゃおうと思います。
いわゆる猟奇殺人ものの映画ですが、そこらへんのサイコスリラーと一緒にしてはいけません。
まいんは小学生の頃おかんと劇場まで観に行き、「面白かった」という感想はあるものの、最後のオチがどうしても理解できす、おかんと半ばケンカのような形で最後のオチについて論争した事があります。
しかし、高校生の頃に改めてこの映画を観たら、いや、あっさりわかりましたね。
あ〜〜こういう意味だったのかと
この後には「ソウ」やそれ以前の「羊たちの沈黙」という作品を観ましたが、いや、ハッキリ言って絶対「セブン」が頭ひとつ抜きん出てると思いますね。
「ソウ」や「羊たちの沈黙」の殺人鬼の動機が「快楽殺人」であるのに対して、「セブン」の殺人鬼もたしかに常軌を逸していますが、そこには首尾一貫した「テーマ」のようなものがあるのです。
そして、それを最悪な形で成し遂げるのが「セブン」の殺人鬼なわけですね。
「罪が無いだって?あの太った男は、一人でろくに立つ事も出来ず、人がその姿を見れば嘲笑い、食欲も消えうせるだろう。あの強欲な弁護士を殺害した事については、感謝してもらいたいほどだ。あの弁護士は、自分の名誉のために、どれほど多くの人殺しを無罪にしてきたことか。それにあの売春婦は町じゅうに性病をばらまいてきた。──こんな腐った世の中で、罪が無いなんて平気で言える奴の気が知れない。平凡な人間の、平凡な日常における大きな罪が、それが誰にでもあるという、ありふれた理由から、見逃されている。しかし、もう許さない。私が手本を示した。私がやったことを人は考え、意味を知り、それに従うだろう。永遠に」
とても身勝手な理由だと思いますが、しかし、この映画を観終わる頃にはこのセリフがその言葉以上にとても人間の持つ異常心理というものをよく突いているような気さえしてきます。
(いや、まいんもあんまり上手く表現できないのですが。。。)
神は全てをお許しになるとは言いますが、古代の神話の世界の神は決して寛容ではなくある意味残酷で非道であり、もし「セブン」の殺人鬼が彼の妄想通り人を罰する権限を与えられているとするならば、それは神話の世界の神の力そのものであると思います。
そして、この映画が特に素晴らしいのは監督のデビッドフィンチャーの映像の魔力であると思います。
とにかく、どこを切っても絵になるのです。
モーガンフリーマンが出てるとどんな映画でも面白そうに見えてしまうのも、この映画のイメージがあるからだと思います
「俺、ブラッドピットが好きなんよ。携帯もブラッドピットが宣伝してるやつに替えたしね」
「ブラッドピットっていったら、あれめちくちゃ面白いじゃないですかセブン」
「どんなんやったけ全く覚えてないんやけど」
まいんはセブンがどんだけ面白かったかという事をそれはもう熱弁しましたが、しかしよくよく考えてみると、本当にセブンって面白かったな。。。と思ったのです
最近新しい映画を観る気力もないので、実はこの映画もあんまり人に教えたくない映画なのですが、セブンについて記事にしちゃおうと思います。
いわゆる猟奇殺人ものの映画ですが、そこらへんのサイコスリラーと一緒にしてはいけません。
まいんは小学生の頃おかんと劇場まで観に行き、「面白かった」という感想はあるものの、最後のオチがどうしても理解できす、おかんと半ばケンカのような形で最後のオチについて論争した事があります。
しかし、高校生の頃に改めてこの映画を観たら、いや、あっさりわかりましたね。
あ〜〜こういう意味だったのかと
この後には「ソウ」やそれ以前の「羊たちの沈黙」という作品を観ましたが、いや、ハッキリ言って絶対「セブン」が頭ひとつ抜きん出てると思いますね。
「ソウ」や「羊たちの沈黙」の殺人鬼の動機が「快楽殺人」であるのに対して、「セブン」の殺人鬼もたしかに常軌を逸していますが、そこには首尾一貫した「テーマ」のようなものがあるのです。
そして、それを最悪な形で成し遂げるのが「セブン」の殺人鬼なわけですね。
「罪が無いだって?あの太った男は、一人でろくに立つ事も出来ず、人がその姿を見れば嘲笑い、食欲も消えうせるだろう。あの強欲な弁護士を殺害した事については、感謝してもらいたいほどだ。あの弁護士は、自分の名誉のために、どれほど多くの人殺しを無罪にしてきたことか。それにあの売春婦は町じゅうに性病をばらまいてきた。──こんな腐った世の中で、罪が無いなんて平気で言える奴の気が知れない。平凡な人間の、平凡な日常における大きな罪が、それが誰にでもあるという、ありふれた理由から、見逃されている。しかし、もう許さない。私が手本を示した。私がやったことを人は考え、意味を知り、それに従うだろう。永遠に」
とても身勝手な理由だと思いますが、しかし、この映画を観終わる頃にはこのセリフがその言葉以上にとても人間の持つ異常心理というものをよく突いているような気さえしてきます。
(いや、まいんもあんまり上手く表現できないのですが。。。)
神は全てをお許しになるとは言いますが、古代の神話の世界の神は決して寛容ではなくある意味残酷で非道であり、もし「セブン」の殺人鬼が彼の妄想通り人を罰する権限を与えられているとするならば、それは神話の世界の神の力そのものであると思います。
そして、この映画が特に素晴らしいのは監督のデビッドフィンチャーの映像の魔力であると思います。
とにかく、どこを切っても絵になるのです。
モーガンフリーマンが出てるとどんな映画でも面白そうに見えてしまうのも、この映画のイメージがあるからだと思います
タグ:タロット
2011-02-19 06:00
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コメント(7)
トラックバック(1)
セブン、大分前に見ました~。
最後の箱を開けたシーンが忘れられません、言葉にできなかったですね。
by LoveBeer (2011-02-19 21:30)
神話の神や宇宙神などは、とてつもない力を持っています。
でも4次元の存在なんですよ^^
by Zoffy (2011-02-19 22:04)
セブン…私も見たぞ~。
で、で、でも
見たという記憶はあるものの
な、な、内容が
夫に聞いてみよう。^^;
by なゆきし (2011-02-19 23:20)
「セブン」私も見ました(^-^)
「7」という数字についていろいろ思うところがあったので書こうと思ったけど、映画から離れるし、長くなりそうなので、拙ブログの記事にしますね。
良ければ、この記事、リンクさせてください。
by Tarot-Reader (2011-02-20 10:07)
LoveBeerさんコメントありがとうございます。
ラストは本当に衝撃ですよね。。。^^;
私も何回観てもラストにはまた違った感慨があります。
Zoffyさんコメントありがとうございます。
まあ、神話も人間が作った空想上の物語ですからね^^;
世界各国の神話とか、調べてみたら昔の人は何を考えてこんな神様作ったんだろう??と思うような話があったりしますが。。。
でも、ちゃんと人々のニーズがあったからそういう神様も生まれたんでしょうね^^;
なゆきしさんコメントありがとうございます。
私も、二回目に観た時は結構抜け落ちてたシーンがあったんですが、意外と印象的なシーンとかセリフは覚えてました^^
もう一度観たら、意外な発見があるかもしれません!???^^
Tarot-Readerさんコメントありがとうございます。
トラックバックありがとうございます。
私も「7」という数字にはラッキ―セブンぐらいのイメージしか持ってなかったんですが、キリスト教的にはどういう意味があるのかと少し疑問に思ってました。
Tarot-Readerさんのブログできれいに解説してくださっていたので、とても勉強になりました♪♪^^
by マイン (2011-02-20 21:10)
セブン、秀逸でしたね。
セブンの後に交渉人を見たので、役者ってすげぇな...と思いました。
面白かった!と思っても何年か経つとストーリーを忘れちゃう映画が多い中で、トラウマ的にこの映画は忘れられません。
by 龍川玲緒奈 (2011-02-21 21:57)
龍川玲緒奈さんコメントありがとうございます。
この映画には本当に秀逸という言葉がピッタリ合いますよね^^
交渉人も面白かったですねえ。。。
やっぱり私は交渉人でもセブンでもケビンスペイシーが一番印象に残ってます^^
by マイン (2011-02-23 10:06)